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2005年5月24日 (火)

重要な追加(肩関節の使い方)

プライマリーモーションに重要な追加があります。肩の使い方についてです。本来であれば投球の項目に加えるべきものでしたが、シンプルにしようとしすぎるあまり削除しておりました。その後この認識が欠けているための誤解や、効果が上がらないなどの症状を招いている事例が数多くあったため、ここに重要な追加として加えさせて頂きます。
 次回プライマリーモーション出版物を発行する際にはこの項目をプラスし、プラスされたものをプライマリーモーションと呼ぶことに致します。
 ここでは、実際の出版に当たってはイラストが補ってくれることも表現する必要があるので、実際には簡略化される表現を簡略化せずに書いております。

追加されること ステップχ

◎肩の使い方
肩関節は複雑な関節です。複雑に筋肉が付き、動きは実に多彩です。しかし、簡単なモデルでだいたいの構造を知ることが出来ます。この構造の理解が、あなたの運動をすっかり変えてくれるでしょう。

◎肩の簡単なモデルの条件
 ①鎖骨は胸骨にくっついている
 ②肩の外端は鎖骨と肩胛骨がつながっている
 ③肩胛骨は肋骨の上を(背面を)自由にスライドする

◎そのモデルの解説
 肩関節の前側は、鎖骨という長さの決まった骨が胸骨との関節を支点にグリグリと動き、その外端にくっついている肩胛骨は自由に肋骨の背面(側面)を移動するのです。肩関節はいわゆる普通の肩関節の様に動いているのではなく、その動きの多くを肩胛骨のスライドが引き起こしています。

◎見かけはどうなる?
 外見上動きを間違いやすいですから良く注意していただきたいポイントがあります。それは、特にゴルフやテニスのひねりを伴う(と思われている)スイング動作を行う場合です。肩胛骨が動いているのに、カラダがひねられているように見えるのです。ここがスポーツをする上で大変重要になります。ゴルフのバックスイングを想像して下さい。普通はカラダをねじってバックスイングすると考えます。しかし、上体は骨盤の上に板状のまま固定されており、骨盤が回った分だけ回るのです。カラダをねじっているように見えるのは、左肩の肩胛骨が上体の側面に回り込むように前方向にスライドして肩の外端を前に送り出すことで肩関節を内側にたたみ込む位置を作り出す動作によって、そう見えるだけなのです。
 テニスのバックハンドでカラダがねじれているように見えるのも同じ理由によります。投球も、水泳の腕の動かし方も、全てこの肩胛骨の動きが可能にしてくれます。逆にこの動きが上手くできない場合は、それが上達できない理由になり、悪条件が追加されると肩関節を故障する原因になります。40肩や50肩も肩胛骨のスムーズな調和の取れた動きが出来なくなるために起こると考えて施術や運動指導をすると効率良く対処できます。

 肩胛骨の動きと腕の動きの調和こそが肩関節を自由に使って、高いパフォーマンスを得るために欠かせません。それが満たされて始めて全身バネが実現できます。

⊂shinzo⊃

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