「スポーツ上達のツボ!」・・・慣性
早速、今回のテーマ「慣性」について考えてみましょう。
慣性は、「動いていたら止めにくく」「止まっていたら動きにくい」性質のことです。また、動いているものは、外からの力が加わらない限りは、同じ速度で、同じ方向に動き続けるのです。そして、重ければその性質が強くなると思って下さい。
では、スポーツでは、これをどのように考えて、どのように応用すべきなのか。
その観点は二つあります。
1,「動いていたら止めにくい」から考えられるもの。
2,「止まっていたら動きにくい」からかんがえられるもの。
今回は1,の「動いていたら止めにくい」の説明をします。
「動いていたら止めにくい」の代表は、「歩く、走る」です。
歩くとき、走るとき、皆さんはどのように前に進むと考えますか?
ほとんどの人は、「後ろに蹴る」と、考えると思います。
それは間違いです!
ここでは、分かりやすくするために、「動き始め」を考えないようにして、すでに歩いて(走って)いる人の動きを解析してみましょう。
まず、知って頂きたいのは、すでに歩いて(走って)いる人は、止めにくいということです。
??って思った人がほとんどでしょう。
前に進む人を止めようと体当たりしてみて下さい。体重50kgの人だったら、50kgの鉄のかたまりが動いてきたのと同じ慣性で動いています。止められますか?止められない惰性があるのです。
つまり、前に動くのに力はいらないのです。慣性で動くのを邪魔さえしなければ、いつまでも前に進み続けるからです。(風の抵抗などの抵抗などを無視すれば)
でも、皆さんは、後ろに蹴って前に進んでいると感じています。何故でしょうか?
人が移動し続けるときに交互に繰り出される脚によって、地球に引っ張られてつぶれて(倒れて)しまわないように、常に下向きに地面を押しています。
その、地面を押す力によって、(積極的に力を加えなくても、重力によって地面に押しつけられているので「押す」と表現しています)カラダを支えている足の上を、慣性によって動かされたカラダが通り過ぎて行きます。
その結果、カラダは前に移動し、足はその場所にとどまることで、見かけ上後ろに蹴ったようになってしまい、その時、後ろに蹴っていると感じるのです。実際にも、下向きに押し続ける足をカラダが追い越すとき、足は斜め後方に蹴り出すようなカタチになるので、後ろに蹴っている感覚自体は間違いではありません。
しかし、後ろに蹴って進むと思っていると、常に止まろうとしているカラダに対して、カラダを進める原動力として後ろに蹴っていると勘違いをしてしまい、効率の良い移動が出来なくなってしまいます。
この勘違いは、スポーツマンならパフォーマンスを下げ、普通の人でも、カラダに負担をかける元となってしまいます。
「慣性で歩く(走る)」イメージ出来ますか?
「慣性によって進む」ことが分かると、歩くのも、走るのも夢の様に軽く動けるようになります。
駅まで急いでいて走る時など、ちょっと意識するだけで、今まで感じたことのない軽い移動を実感出来るでしょう。
そして、もっと走りたくなります。ぜひ、お試し下さい。
○⊂shinzo⊃○
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