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2006年10月30日 (月)

加藤季温(としはる)テニスフェスタ with プライマリーモーション

10月29日日曜日。「加藤季温テニスフェスタ with プライマリーモーション」が、東京の昭和の森インドアテニスコートにて開催されました。

(株)リコー テニス部エースの八木宏和選手も応援に駆けつけてくれてのレッスンです。

「カラダのバネを生かしたプレーをする」ことに的を絞ったレッスン方法が、加藤選手と、PMIAの池上から紹介され、それを、実際にボールを打ちながら実践していただく形式で行われました。

プロが球出ししながらアドバイスをすることに加え、通常のレッスンであれば、順番待ちの時間にも、プライマリーモーションスタッフがアドバイスするという、2倍の濃さのレッスンを体験した参加者からは、「よく分かった」「自分のテニスが今日から変わる」などの感想をいただきました。

また、イベントの終盤で行われた、加藤選手と八木選手の、プロ同士のガチンコ勝負を間近に見た参加者からは、そのスーパプレイにため息が漏れていました。また、そのスーパープレイを見た直後、プロに挑戦できる権利をゲットした参加者が、プロからポイントを取るシーンなどもありました。

最後には、加藤選手と八木選手から、プロならではのプレゼントが用意された、抽選会が行われました。特にすごいプレゼントは、加藤選手が、試合で今現在使用しているラケットのプレゼントです。実際に使用しているラケットに、実際に使用しているガットとグリップテープがセットアップされ、加藤選手のフィーリングに合うようにチューンアップされたスペシャルモデルです。一番若い参加者(少年)がこの大物をゲットしました。大切にして下さいね。

「濃いレッスン内容」と「楽しい企画」がミックスされた「加藤季温テニスフェスタ with プライマリーモーション」。次回は、あなたのご参加をお待ちしています。

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2006年10月16日 (月)

フィギュアスケート ジュニア グランプリシリーズ オランダ大会

PMIA会員の皆様、会長のイケガミです。

フィギュアスケート ジュニア グランプリシリーズ オランダ大会から戻りました。
(専属のフィギュアスケートのコーチが同行出来なかったため、コンディショニングと陸上のプライマリーモーショントレーニングを担当している私が同行することになりました)

オランダのハーグという都市は、政治の街で、美しい建物が整然と並び、広々とした空間には芝生が青々と茂る美しい街です。その街の外れにあるスポーツセンターにあるスケートリンクが今回の会場です。

私が同行した水津瑠美(すいづるみ)選手の結果は「3位」(いつもは「ルミ」と呼んでいますので、以下はそのようにします)。2回滑るうちの1回目のショートプログラムでは2位だったので、残念な結果でした。

しかし……彼女は、今持っている最大限の演技を披露してくれました。

まずはショートプログラムです。2分30分程の規定演技。
今年のジュニアはまだ誰も試合で成功していない3回転+3回転を成功させ、さらに、その完成度が高いと評価され、加点もされました。出かけるまではほとんど成功していませんでしたが、現地では調子が良かったので、私の判断で飛ばせました。

……2回目のジャンプに「3回転をするぞ!」と力むと、1回目ジャンプが狂うことがよくあり、また、3回転が回りきらなかったときは、2回転の回りすぎとみなされ、2回転の得点からさらに減点される仕組みです。この判断には勇気が必要でした

演技が始まり、最初のジャンプが、3+3です。緊張が走ります。……彼女がクリーンに3回転を連続した瞬間、全身にぞわぞわと鳥肌が立ち、いける!と、感じました。その後も完璧な演技です。ジュニア日本女子のショートプログラムではダントツ今期最高点です。その技術点の高さを知った関係者は騒然となったくらいです。
(^_^)v

そして、フリースケーティング。3分30秒程の間に、自分の持てる技術を全て見せます。結果は、回転不足のジャンプが3つもあり、大幅に減点されてしまいました……。

★ところが、演技内容は”素晴らしい”の一言だったのです★

スコア表では分からない真実はこうです。

アメリカの応援団で沸き立つ会場に、アメリカの選手に挟まれるカタチで出場したルミは、そんなことはには全く動じず、落ち着き払った演技を披露してくれました。
15歳の少女が演じているとは思えない「なめらかで、艶やかな、独特の演技」です。会場はそんなルミに引き込まれて静まりかえります。そして、ジャンプが決まる度、大きく拍手が響きます。

演技の最後、音楽が止まるのと同時に高速スピンをぴたっと止めて、微動だにしないポーズが決まりました。

……演技終了と同時に「ピー!」と歓声が上がり、その歓声は、次第に大きくなりました。「うぉ~~!」「ぴーぴー!」と大歓声に包まれたのです。

私もコーチでありながら、一人の観客として彼女の演技に吸い込まれました。そして戻ってきた彼女とがっちりと握手をして「キッス&クライ(kiss and cry : 点数を見るブースのこと)」に上ります。おそらく凄い高得点が出ると期待して、興奮して、点数を今か今かと待ちました。しばらく間が空き、テクニカルエレメントスコア(技術点)が表示されました。

……「えっ?それしか出ないの?」そう思うしかありませんでした。会場中が、そう思ったに違いありません。まさか、回転が足りないとはその時は全く思わなかったのです。その点数に落胆しかけたとき、次のポイントが表示されました。

プログラムコンポーネンツ(スケーティングなど、その他の技術点・芸術点)。今までの彼女にとっては、もの凄い高得点です。素晴らしい演技内容が評価された結果でした。

しかし、ジャンプの回転不足による減点があまりにも大きく(あまりのルミの演技のすばらしさに、私には回っていないとは思えませんでしたが……)、ひとつ順位を下げてしまい、3位に終わりました。

日本チームをまとめて下さったジャッジの方も、ルミの演技が終わったとたんに「素晴らしかった!」と評価してくださいました。その時は、なぜそんな点なのか驚いた様子でしたが、その後、何度も、ジャッジの観点から、どのようなジャンプをすれば回転不足と判断されずに済むのかを、言葉を選びながら、しかし、熱心に教えてくださいました。

今は、ビデオをリプレイして、技術の専門家が回転不足などをチェックするシステムです。ですから、回転が足りなかった事は事実です。その時の演技の映像を見た人たちは皆、これで回転不足とは信じられないと言ってくれますが、次はその様な判断をされないようにジャンプをすることしか向かう道は無いのです。次の機会にはしっかりと跳べるように、すでに調整を始めました。

このオランダで、スケートのコーチの気苦労を思い知らされました。毎日胃がキリキリと痛むのです。しかし、素晴らしい演技に感動し、彼女の可能性を身近に感じることが出来ました。

……今回の演技内容にに、選手自身も、私も、大きな可能性を実感しました。可能性を感じた選手は、可能性を感じる前よりも厳しい練習に入ります。これからが彼女と私と、スケートの重松コーチの本当の挑戦が始まります。

「大成功で、大失敗。そして、次に向かうエネルギーを注ぎ込まれた」。オランダは、そんな大会でした。

 池上信三

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