2006年11月14日 (火)

練習とは

■ 選手の仕事は「『出来るようになったこと』を繰り返し行うこと」

選手が繰り返し行う練習は、「『出来るようになったこと』を繰り返し行うこと」に使われなくてはなりません。出来ないことを出来るようにするために、その動作を「繰り返し」はしてはいけません。「上手くいかない動作」を繰り返せば、「上手くいかない動作の熟練度が増してしまう」からです。

出来ないことを出来るようにするのは、コーチの仕事ですが、その時間は出来るだけ短く済ませ、「出来るようになった動作を、いつでも、とっさの時にでも行えるように繰り返す」練習を、選手がたくさん出来ることが大切です。

○⊂shinzo⊃○

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2005年11月 8日 (火)

バレエのホント、ウソ

最近バレエの質問が増えてきました。

バレエは、まず、不自然な動きを強いられているという事を認めることから始めなくてはなりません。いつもの動きの延長として、自然な動きのまま、指導されるままに動いてしまうと、上手くいかなかったり、どこかが痛くなってしまいます。

特にプリエで上下するときに、おしりの出っ張り方を基準にして動こうとすると、いつもの使い慣れた筋肉でその動きをやろうとしてしまって上手くできません。

とくに、プリエで下がったところから上がろうとしたときにおしりが後ろに出てしまう人は要注意です。

改善方法は、簡単です。

まず、絶対に足首から先を開こうとするのはやめて下さい。

さて、練習に入ります。

立った姿勢で、手はバーを持っていても結構です。

そこから、片足を膝を伸ばしたまま軽く持ち上げます。

つぎに、その上げた足の太ももを”出来るだけ弱い力”で内外に捻ります。

捻る範囲は、弱い力で止まるところまでです。

片方出来たら、もう片方もやってみましょう。

そして、プリエです。

いつも通りにプリエ準備をして下さい。このとき、先ほど練習した太ももを外に捻る弱い力を入れて、両足を外に開きます。(でも、ここで足首から先だけを外に開くのはダメです。この段階では、つま先はあまり外を向いていなくても結構です。このやり方が出来ると、つま先を外に開くことは簡単に出来るようになります。)

そして、今入れた太ももを外にひねる弱い力を入れっぱなしにして下がります。

下がったときにも、先ほど入れた”弱い力”を抜かないで下さい。

下がったら、今度は上がるのですが、このときも、最初に入れた太ももを外にひねる弱い力を抜いてはいけません。

さて、どうでしょうか?

太ももを外にひねる弱い力を入れ続けるという非日常的な動きを実践すると、バレエで求められている「おしりを突き出さない」動きが実現できるのです。

ちなみに、この動きになれてきたら、このまま色々な動作をやる打ちに、つま先がちゃぁんと外を向くようになってきます。

ぜひ、お試し下さい。

これが出来たら、足をバネにする練習をして、飛び上がる動作につなげていくのですが、続きはまた後日。

それから、ご質問はお気軽に。このブログでお答えします。

○⊂shinzo⊃○

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2005年7月30日 (土)

スピン系動作のポイント

バレエ(踊り)やフィギュアスケートでは、くるくるとスピンする印象をお持ちの方も多いことと思います。ここでは、それ以外にも、バスケットボールのピボットターンや、円盤投げ、ハンマー投げ、も、同様の動きとしてご説明します。

これらの動きは、地面(床面)と足裏の接している部分が擦れるように動作しているのが特徴です。つまり、独楽(コマ)が回っている時と同様、軸と床が擦れるようにして回転しているのです。

スピン動作が上手い人とそうで無い人を比較すると、明らかな違いのある部分が存在します。
それが、「固定」です。
どこの部分を固定するのかというと、特に「体幹、股関節、足首」です。これは、独楽(コマ)の軸にあたる部分です。もし、独楽(コマ)のどこかに蝶番があってぱたぱたと動いてしまったり、どこかが柔らかく、グニャグニャと動いてしまうと、コマの回転が持続できないことは容易に想像できるでしょう。

重心がズレなければ、どのようなカタチでも構いませんが、外力に負けて変形してしまうと、回転を持続できなくなってしまいます。

ダンスでスピンでき無い人のほぼ全員が、この意味の「固定」が出来ていません。
チェックしてみてください。

○⊂shinzo⊃○

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2005年6月30日 (木)

”個性”の考え方

Q 選手は皆個性的ですが、プライマリーモーションでは、個性をどのように考えますか・

A プライマリーモーションは、「全身バネになる!」のが基本コンセプトです。また、物理にかなった運動か、骨格に負担をかけていないか、心の持ちようは?という3項目も同時に満たすことで、ほとんど全ての運動の能力を上げる新しい観点の運動指導法です。

ここでご質問の”個性”については、おそらく、どのトレーニング理論よりも的確に説明できると思っています。

プライマリーモーションでは、「カラダをバネにするために、個人個人に最も適した方法を模索すれば、高いパフォーマンスが得られる。そして、そのときに現れるフォームは個性的になる。」と考えています。人間は、カラダのどこをとっても他人と同じところがないのです。骨のカタチも、長さも、太さも、強さも、違いますし、筋肉も、循環系も、みんな違います。その違うものを、それぞれに適したバネにしてパフォーマンスを生む。また、それぞれの個性にあった動きを分析し、骨格に負担をかけない工夫をする。すると、全く違うフォームが生まれてきます。違うフォームが生まれるからこそ、パフォーマンスが上がります。

⊂shinzo⊃

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2005年5月 2日 (月)

バレエ少女に希望

バレエ好きの少女の夢つなぐ
カリスマ整体師池上信三氏が救ったバレエ少女のお話しです。 

カリスマ整体師池上信三氏は次のようにやさしく、熱っぽく語ってくれました。

「バレエにプリエという動作があります。足をがに股にして、上下に動く動作です。バレエの基本中の基本の動作なのですが、これは同時に、バレエを志す人がバレエに適したカラダを持っているかどうかを見分けられる最初の関門になります。

先日、バレエが大好きな少女がお母さんと訪ねてきました。プリエが上手く出来ないため、バレエの指導者から股関節に異常があるのではないか、専門の病院に行って調べてもらうように言われたのだそうです。

症状は、つま先を外に180度開き、がに股に足を曲げて行くところまでは良いのですが、そこから足を伸ばしてくるときに、お尻がぴょこんと後ろに出てしまう。どこに行っても原因が分からず、挙句の果てには10歳になるまでは判断出来ないからと門前払いにされてしまったそうです。(彼女は8歳です。)

どこに行っても分からないこの症状は、幸い私の最も得意とするところでした。股関節に問題が無いのは勿論ですが、動きを完全にするまでに要した時間はたったの15分です。この少女のバレエに対する熱意と、高い理解能力が短時間に動きを変えてくれたのです。

この指導者のミスは、バレエに酷似した動きが含まれるモダンダンスやジャズダンス、フィギュアスケートから、全く関係なさそうなサッカー、テニス、に至るまで全く共通の股関節の動きに関する注意点をチェックすれば起こりませんでした。

帰りに見せた少女の笑顔に私は感動しました。
もし、ここで彼女を治せなかったら、彼女は、大好きなバレエへの夢を棄てるだけでなく、自分は股関節が異常だと思いこんだまま、原因もわからず、治療の方法もわからず、バレエだけでなくほかのスポーツもあきらめて、一生を暮らしていくかもしれなかったのです。

私の所に来る前に行った3箇所の病院と、整体施術所、そしてバレエの先生は、8歳の少女のバレエの夢、彼女の人生をどう思っているのでしょうか。バレリーナを夢みるひとりの少女を救った達成感とともに、整体師としてそれ以上の責任を感じた日でした。

okada/wrote

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