2006年11月14日 (火)

練習とは

■ 選手の仕事は「『出来るようになったこと』を繰り返し行うこと」

選手が繰り返し行う練習は、「『出来るようになったこと』を繰り返し行うこと」に使われなくてはなりません。出来ないことを出来るようにするために、その動作を「繰り返し」はしてはいけません。「上手くいかない動作」を繰り返せば、「上手くいかない動作の熟練度が増してしまう」からです。

出来ないことを出来るようにするのは、コーチの仕事ですが、その時間は出来るだけ短く済ませ、「出来るようになった動作を、いつでも、とっさの時にでも行えるように繰り返す」練習を、選手がたくさん出来ることが大切です。

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2005年6月30日 (木)

”個性”の考え方

Q 選手は皆個性的ですが、プライマリーモーションでは、個性をどのように考えますか・

A プライマリーモーションは、「全身バネになる!」のが基本コンセプトです。また、物理にかなった運動か、骨格に負担をかけていないか、心の持ちようは?という3項目も同時に満たすことで、ほとんど全ての運動の能力を上げる新しい観点の運動指導法です。

ここでご質問の”個性”については、おそらく、どのトレーニング理論よりも的確に説明できると思っています。

プライマリーモーションでは、「カラダをバネにするために、個人個人に最も適した方法を模索すれば、高いパフォーマンスが得られる。そして、そのときに現れるフォームは個性的になる。」と考えています。人間は、カラダのどこをとっても他人と同じところがないのです。骨のカタチも、長さも、太さも、強さも、違いますし、筋肉も、循環系も、みんな違います。その違うものを、それぞれに適したバネにしてパフォーマンスを生む。また、それぞれの個性にあった動きを分析し、骨格に負担をかけない工夫をする。すると、全く違うフォームが生まれてきます。違うフォームが生まれるからこそ、パフォーマンスが上がります。

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2005年5月30日 (月)

柔道への応用法(背負い投げを例に説明)

柔道への応用法に関するご質問をいただきました。

Q 「たとえば背負い投げといった技がありますが、この技に対してプライマリーモーションがどの様にあてはまるのでしょうか?」

A 背負い投げへの応用として、従来の運動法にはなかった観点のみをピックアップしてご説明致します。また、説明が複雑になると理解しにくいので、「くずし」は含めませんので、ご了承下さい。

一般的に背負い投げは背負って投げるのですが、テレビに出てくるレベルの試合の背負い投げは前に転がす要素が大きいので、ここでは、一般的に行われている背負い投げでご説明致します。また、部分的に細かくなりすぎると難解になるおそれがあるので、ここでは、脚と上半身に絞ってご説明致します。

脚の使い方。
プライマリーモーションの小冊子の10ページ「ステップ4」をご覧下さい。イラストの上から2番目に「身長を変えずに」膝を前に突き出す姿勢というのがありますが、この力の入れからは、柔道では常に行われている必要があります。勿論「すり足」などが基本となりますが、踵を床に「落とす(着けようとする)」力の入れたでは、ジャンプ力(背負ったときに縮められた足が戻ろうとして相手を投げ上げる力と同じ)が生まれません。このイラストにある足の使い方と、そこから生まれるジャンプ力こそが、下半身の力を使う背負い投げには欠かせません。

上半身の使い方。
小冊子の7~9ページの、「ステップ1~3」をご覧下さい。これらの練習は全て上半身を固定する力(ここで言う固定は、動かされる為に必要なカタチの保持力の事です。)を身につけるものです。

脚と上半身を組み合わせる。
背負おうと相手の懐(ふところ)に入った時、脚はステップ4のカタチを保持しようとして、上半身は投げられまいとする相手の力に負けないように、ステップ1~3のカタチを保持しようとしています。上手くして、相手の足が浮くきっかけを掴むと、圧縮されていた足は伸びる側に解放され、のけぞらされる様な力に、そのカタチを保持しようと耐えていた上半身は、前へ曲がる方向へと解放されます。
そして、勢いよく相手を投げる(前下方へ打ち付ける)ことが出来るのです。

このように、あるカタチを保持しようとしているところに加わった外力が解放されると、バネが解放されたようになり、投げ飛ばす。
これが、柔道に応用したときの例です。

分からない点は、お手数ですが、再度ご質問下さい。

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