福岡に講習会に行ってきました。
今回はテキスト2(観察法-2)です。
観察法とは言っても、問題を見つける方法についてはテキスト1で行います。
今回は、見つかった問題をもう少し詳しく見て、問題解決法をひらめくところまでを学んで頂きました。
見つかった問題を、プライマリーモーションの基本と見比べることが中心となりますが、その前に、プライマリーモーションに関係なく、問題を見つけ出しておくことの方が重要になる事を忘れてはいけません。
また、従来の運動指導法の問題についても良く分かっている必要があります。
従来の運動指導法は、その競技に取り組んだ経験のある人が組み立てています。(当たり前だと思った方が多いと思いますが・・)
実は、そこに大きな問題があるのです。
全てのスポーツに共通なのですが、ゴルフを例にその問題を説明します。
あるゴルフ選手が、 ボールの軌道が安定しないという悩みを、「内ももに力を入れる。」ことで克服したとします。
この選手は、「内ももに力を入れるとボールの軌道が安定する」という経験をしたのですね。
その後、この選手が指導者になると、「内ももに力を入れるとボールの軌道が安定する」を、教えたくなります。
これが、間違いの始まりです。
内ももに力を入れることで動きが改善される人は、理想の筋力バランスと比べて、内ももの力だけが極端に少ない人だけに限定されるはずなのですが、自分の経験から、「その注意を守ると全ての人が上手くいく」と勘違いし、さらに、それが指導に役立つテクニックと思いこんでしまっているのです。
この場合、ボールの軌道を安定させるための理想的な力の入れ方が目標となるべきだったのに、「内ももに力を入れる」ことが目標になってしまいました。
この指導は、自分だけに有効な経験を人に押しつけてしまっています。
また、その指導を繰り返すことで、「ボールの軌道が安定しない時は内ももに力を入れるべし」という短絡的な指導が出来上がり、これを言った人がその業界の有名人であったとすると、瞬く間にこの間違いが日本中に蔓延することになります。
そして、だんだんと、軌道を安定させるという本来の目的までも失ってしまい、「ゴルフは、内ももに力を入れて打たなくちゃいけないんだって!」などと間違いが広まってしまいます。
あなたがそうだと信じて取り組んでいる練習は、ほとんどこのミスから始まっています。
あなたの行っている指導はどうですか?
あなたが教わっている指導内容はどうですが?
指導者はこのミスに気付いていないことがほとんどです。
プライマリーモーション指導者が、このミスを排除し、このミスによる被害者を無くしていきたいと考えています。
○⊂shinzo⊃○